今までブログにちらほら書いてはいますが、私は一番最初に勤めた病院を、心身ともに壊しかけて転職を経験しています。
新人看護師だった頃、もちろん最初は手取り足取り、何もできない状態でした。
私の、いわゆる「可愛く無さ」も拍車をかけて、嫌味三昧、陰口三昧、いじめを受ける毎日を過ごしました。
何もできないからという理由にしたって、理不尽に責められすぎていたよなぁと今も感じています。
で、ツイッターをやっていると、
(おやおや私と同じ思いをしている新人さんってけっこう多いのではないか?)
そう感じました。
私が新人だった時代から、7年もの時が経ちました。
各企業のパワハラ、モラハラ、セクハラなどが話題になり、それらに耐えかねて自殺という道を選んでしまった若い方の話がニュースで連日流され、世間でも大きな問題だと認識されるようになり、社会は少しずつ良い方向へと向かっているように見えます。
でも、実際のところ現場では、まだ私が受けていたいじめと同じことが繰り返されている。
そうあらためて思う毎日です。
そこで今回は、私の心が本当にヤバかった時に、私に起きた症状をまとめてみようと思います。
私と同じような症状が出ている方は、すぐに心療内科へかかった方が良いと思います。
怖がらせてゴメンね。
でも、それ以上の暗いところに足を踏み入れないでほしいから。お願いします。
Contents
新人看護師だった私に起きたうつの初期症状
では、私のメンタルがヤバい時に起きた症状を、さっそくまとめていきたいと思います。
自然と涙が出る
超初期症状というか、(自分おかしいな?)と気づいた症状が、私の場合はこれでした。
準夜勤の最中でした。普通に仕事をしていただけなのに、急に涙が止まらなくなり、患者さんに心配をかけてしまったことを今でもはっきり覚えています。
不思議なことに、悲しいともツラいとも思っていませんでした。
勤務中だったので、次に何をしたらいいか、どう仕事をしたら効率が良いかみたいなことを考えていたと思います。
何の前触れもなく、ただ涙が流れてきました。
自分で自分が怖かったです。
ご飯が喉を通らない、食事の味がわからない
次に私に現れたのは、食欲がわかないという症状でした。そこからこの症状につながっていった気がします。
・何も食べたくない
・3食抜かしてもお腹が空かない
・胸に何かつっかえる感じがする
という症状が主にありました。
食べ物を噛んでも飲み込みたくないのです。
その頃、私は実家から職場に通っていました。
ご飯を食べなければ親に心配をかけるだろうという思いから、食事は頑張ってなんとか飲み込んでいましたが、ひどい時は通勤途中でトイレに駆け込みリバースしていました。
口をゆすぐために、職場にいてある分とは別に、トラベル用の歯磨きセットを持ち歩いていました。
たぶん痩せたと思うのですが、体重計で自分の体重を見たら、それが決定打になって戻ってこれなくなる気がして、怖くて自分の体重を知ることができませんでした。
今、自分でこの文章を書いていてもよくわからない感情だと思うのですが、怖かった、という感覚だけは思い出すことができます。
眠れない
疲れているし、嫌なことばかり考えてしまうので、本当は早く眠りたかったです。
しかし、ベッドに入っても、目が冴えてしまい、得体のしれない恐怖心が常にあって眠るのを邪魔する感じでした。
結局、夜10時頃にベッドに入っても眠りにつけるのは2、3時くらい。一睡もできずに朝を迎えることもありました。
平均すると、1日の睡眠時間が2、3時間くらいでしたね。
慢性的に疲れはあって、眠ってスッキリしたいのに眠れない。それ自体もストレスでした。
思考が停止したような感覚がある
上記の睡眠不足も理由だったのかもしれません。
思考にもやもやがかかったように、物事をすぐに考えて結論を出すことができなくなりました。
仕事をする上で致命的な症状だったと思います。先輩の質問にすぐに答えられず、もやもやを突き抜けていつもの罵倒が耳に入って突き刺さるような感覚は、今でもはっきりと思い出せて手汗をかくほどです。
休みの日に何もする気が起きない
とにかくカラダがだるかったので、ベッドに潜って一日を過ごしていたかったですね。
食欲もわかない。趣味も何もしたくない。排泄以外の時間は、ただ横になっていたかったです。
でも、眠れるわけでもないので、それはそれでしんどかった。
それでも家族に心配をかけまいと、無理やりに起きて散歩に行ったりしました。
今思えば、少しでも動いていたことが心のためには良かった気がします。
趣味に興味が無くなる
その頃の私の趣味は、カフェめぐりでした。自転車に乗って、新しいカフェをめぐって、美味しいコーヒーや紅茶やお菓子を味わいながら本を読むのが好きでした。
でも、自転車にも乗りたくないし、そもそも食欲もないし、行く意味ある? と思って、いつしか行くのをやめてしまいました。
歩いたり走ったり、自転車に乗ったりする時間があるのなら、とにかく横になっていたかったです。
自分の好きなことに対して、「それをやる意味がない」と確信したのって、今考えると非常に怖いことですね。
ざっと今思い出せるだけで、これだけの症状が私の身に起きていました。
もう7年も前のことになりますが、読み返してみるとトラウマものですね……。
新人看護師が、自分はうつかもしれないと思ったら
上記は私に起きたほんの一例にすぎません。
うつの初期症状にはざっくりこんなのだろう、というイメージはつくかと思いますが、実際に出る症状は人によって違います。
気になる方は、自身のうつ状態をチェックできるサイトにリンクを貼っておきますので、下記からどうぞ。
上記の症状が起きて、心療内科にかかった私は、医師に抑うつ状態と診断されました。
「うつの一歩手前です。これ以上我慢をすると確実にうつになります。休職しましょう」
そう言われました。
結局、それで「辞めてやる」と決意したので休職はせずにそこから3か月で辞めました。
最後のパワーを振り絞る感覚で転職しました。
その時の体験談を踏まえた、転職に役立つ記事も書いています。参考にどうぞ。
最後に
本格的にうつになってしまったら、治療には長い時間を要することになります。
(何かおかしいな?)と思ったら、早めに対処してほしいと心から思います。
それが自分の未来を救うことにつながると思うからです。
記事を読んでくださっているミナサマが、後悔しない人生を送れることを願っています。