昨日、新人看護師さんが勉強する時のコツをまとめた記事を書きました。
私は電車通勤だったので、そのスキマ時間で疑問を解決したり新たな知識を覚えたりしていました。懐かしい。
ただ、座れれば膝の上で安定して専門書が開けますが、立ったままだとかさばって厳しいです。
立ったままでも座った時と変わらず勉強に時間を使いたいなら、ポケットブックや単語帳クラスの大きさのモノがとても便利です。
看護師向けのポケットブックや単語帳タイプの書籍はいろいろありますが、その中でも
『パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100』
が超絶おススメなので、今日はそのことについて書きたいと思います。
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100とは?
『パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100』とは、単語帳程度の大きさで持ち運びに便利な、れっきとした看護書です。
ひとつに問題が100問収録されており、以下の種類があります。
『パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100』→看護の基礎知識が学べる。
その2→『検査と検査値』
その3→『呼吸器と循環器編』
自分が必要とする知識に合わせて買い足すことができます。
もともとは、『ナース専科コミュニティ』の会員メルマガで配信中されていた『看護クイズマラソン』という企画で出されていたクイズだったのですが、森皆ねじ子先生のイラスト『パン太郎』と一緒に勉強できるカードになりました。
いつでもどこでもクイズ形式でとっつきやすく看護の勉強ができ、解説付きで看護時としての知識を試す&おさらいもできる点が秀逸です。
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100で学べること
では、それぞれのカードの束で学べることを詳しく見ていきましょう。
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100
◇Contents
Part1 フィジカルアセスメント
Part2 日常ケア
Part3 検査値
Part4 呼吸ケア
Part5 心電図
◇Column
・困った時のささいなコツ
・医療道具図鑑①~⑤
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100(検査と検査値編)
◇Contents
Part1 検査の基礎知識
Part2 検査値のメカニズム
Part3 疾患と検査値の関係
Part4 画像検査の基礎知識
◇Column
・知っているとPoint-up①~⑥
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100(呼吸器と循環器編)
◇Contents
Part1 呼吸器のメカニズムとケア
Part2 人工呼吸器の基礎知識
Part3 循環器のメカニズムとケア
Part4 心電図と基礎知識
◇Column
・知っておきたい呼と循①~⑥
それぞれのパートごとにカラフルに色分けされているので、学びたい部分をピンポイントですぐに開けるのも嬉しい点です。
基礎知識編でも検査値について学べる部分はあるのですが、Q44~57の14問のみですし、『その2(検査と検査値編)』に比べてより基礎に近い部分が学べる印象です。
パン太郎とチャレンジ!看護クイズカードのおススメな使い方
『新人看護師が毎日勉強するにはコツがある~』の記事に、同じ分野の勉強を3回繰り返すと記憶に残りやすいと書きました。
ひとつの方法として、通勤・退勤時間に1回ずつ、あとは寝る前に1回やるなど、1日3回やるように心がけると、より記憶に残りやすく、効率のいい形をとれると思います。
勉強をする上で、質は大切です。
しかし、どんなに質のいい勉強をしたところで、記憶に残らなければ意味がありません。
そして残念ながら、ヒトは簡単に忘れてしまう生き物です。
私は検査値を覚えるのがとても苦手でした。
同じように苦手とする人もきっと多いことでしょう。
そこで、上記の方法で特に『その2』を読み続けました。
最初のうちは、1回2回読んだところで
「あぁこれ、読んだのに忘れた……!」
と歯がゆい思いをすることも多かったのですが、繰り返すうちに現場で知識を生かせる機会が増えてきました。
結果として、看護師としてやっていける程度の知識を身につけられたと言っても過言ではありません。
この『パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100』特に『その2』には、個人的にマジで感謝しています。
最後に
積み重ねは大切です。
ただ、スキマ時間を使って勉強を積み重ねたい時、例えば要点をノートにまとめてどこでも見られるようにするなど、何らかの工夫も必要になります。
ノートにまとめる際に勉強でき記憶に残りやすいというメリットもあるのですが、そのノートを作るのに割く時間、けっこう惜しくないですか?
ましてや学ぶ範囲が広すぎます。
それをいちいち繰り返ししやすい形にまとめるのは、さすがに時間のムダです。
『パン太郎とチャレンジ!看護クイズカード100』は、あらかじめ要点がまとまっており、それをクイズ形式で手軽に学んでいけるため、大いに積み重ねの手助けになってくれるツールだと思います。
価格も、普通の書籍を買うより安い。
今のうちに、幅広い知識をできるだけ覚えておきたい若い看護師さんには、とても役立つと思います。
スキマ時間を使って、自分に自信を付けましょう。
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