先輩看護師にまったくもってカケラも嫌味を言われたことのない新人看護師さんて、いらっしゃいますか?
その職場は大切にしてくださいという気持ちしかありません。
(そう一概には言えませんが、汗)
しかし私の周囲では、現実でもツイッターでも、プリセプターやお局様や上司との関係に悩んでいる新人看護師さんばかりです。
いちいち言われる嫌味で傷つく。
しかし、環境は簡単に変えられない。
では、
必要以上に傷つかないよう、自分のメンタル面をポジティブに保てれば良いのでは??
と安易な考えから、経験で培ったその方法をこの記事にまとめることにしました。
新人看護師さんは知っておいて損はないと思います。
Contents
先輩の嫌味にメンタルをやられている新人看護師さんへ
さて、現在進行形で職場で受ける嫌味に耐えられておらず、メンタルがやられている新人看護師さんたちへ。
ということは、まず大前提ですよ!!
嫌味で新人看護師のメンタルを削ってくる先輩って
新人看護師に対する嫌味って、ほぼ年上から年下に言ってんのよ。
例えば、「他職種から看護学校に入り直して看護師になりました」という30~40代の新人看護師さんもいるでしょう。
しかし、最初っから看護師の道を歩いてきた3年目とか大体20代前半くらいのプリセプターが、そういう年上の新人看護師さんにがっつり嫌味を言う姿、見たことあります?
少なくとも私はありません。不公平ですね。
若かろうが多少年をとってようが、看護師としての経験は0スタート。
同じミスをしたら、同じように正されなければ、その新人さんのためになりません。
それなのに、若い子は責められがちで、年上は気を遣われ丁寧な教え方をされる。
『目上の人は敬うべき』という考えは礼儀として正しいですが、『自分より年下の相手にしか嫌味を言えない』時点で、それはいじめなんですよ。
(いい年して何やってんの??)
って感じですよね。
気にしなければ良いじゃん、て簡単に言うけれど
嫌味を「気にしなければ良いじゃん」って簡単に言う人は、そもそも嫌味が気にならない人か、気にしないようにできる術を知っている人です。
そうじゃない人の方が多数で、気になる方が当たり前。
自分の陰口を言われていたら。
しかもそれがずっと聞こえていたら。
この悪口、(絶対に私に聞こえるように言ってるな)とかわかっちゃったら。
普段は気にしない人でも、メンタルが落ちていたら心に刺さったりするんだから、気にしちゃう人は尚更です。
ただでさえ新人看護師さんは、自分に自信を持ちにくい立場です。
仕方のないことですが、周囲と比較して仕事が一番できないのは新人さんたちだから。
だから、
『自分の心を守る壁として、メンタルをポジティブに保つ方法を学ぶのはどうですか?』
という話をここではしたいのです。
では、具体的な方法に移っていきましょう。
新人看護師に捧げる、メンタルをポジティブに保つ方法と格言
新人看護師に捧げる、メンタルを良く保つ方法
新人看護師さんに伝えたいメンタルを良く保つ方法は、以下の3つです。
・スルースキルの獲得
・規則正しい生活をする
・心の中で見下す
ひとつずつ見ていきましょう。
スルースキルの獲得
このスキルを獲得してしまえば何事もきっと大丈夫。
スルースキルは生まれ持ったものがある人とそうでない人がいると思っていて、私と同じような人は「スルー出来ないから困ってんだよ!」って思いますもんね。
しかし、持ってないなら身に着けるしかありません。
その場で(何言ってんだコイツ、はいはい~)とスルーできない人におススメなのは、
仕事とプライベートを分けて考えることです。
私が自分で色々試してみて、最も効果的だと実感できた方法です。
ストレスフルな職場にいる人ほど、この考え方をしている印象がありますね。
例を挙げてみましょう。
・仕事でした失敗は家に持ち込まない
→だから仕事終わりに呑みに行って楽しむ!
・あのミスは仕事中の私がしたことだから、プライベートの私には関係ない
→だから家では美味しいモノをたらふく食べてスマスぺで遊びまくる!
スマスぺ。
『大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル』ってニンテンドースイッチで遊べるゲームなんですけど、知ってますか?
私は、小学生の頃からカービィとサムスの使い手なんですよ。
弟と日が暮れるまで遊んでいたおかげで、視力は両目とも0.04とかです。
今年の秋に私たち兄弟の思い出のゲームでもある『バンジョー&カズーイ』ってキャラが参戦するので、それを楽しみに生きてますね。
今やゲームも進化していて超オモシロいです。
何事もやってみると良い気分転換になるもんですよ。
話がそれました。
どうせ仕事がツラいなら、プライベートは楽しみたいじゃない?
というか、そうしないと私みたいに潰れます。
やっていて楽しい事、熱中できることを探して没頭できる時間を作りましょうね。
イメージ的には、仕事とプライベートで別のアカウントを作り、プライベートをメインにする、という感じ。
そんな風に考える癖付けをしておきましょう、
規則正しい生活をする
自分のメンタルを最高の状態に保つには、心身の不調がないことが重要です。
ちらっと上に書いた通り。
頭痛や腹痛がある時って、些細なことでイラついたりするでしょ。
そういう状態を作り出さないようにしましょう。
しっかり3食食べて、不規則な生活ながらも睡眠時間を確保し、風呂やシャワーは必ず浴びて、できれば愛するコスメでお化粧もきちんと。
職業柄、規則正しい生活ができない看護師こそ、自分の心身の健康を保つための時間を意識的に取り入れることが大切です。
私の愛用レシピ本2選、ついでに紹介しときますね。
看護師は忙しすぎなので作り置きで時短しましょう。
リュウジさんのレシピは簡単なのにガチで美味しいので、知っておくと毎日幸せです。
美味しいものを食べると、単純に元気が出ますよね。
あとは、オシャレするって心に良いですね。確実に。
産後、夜泣きで眠れずボロボロだった時に、鏡の中の自分を見て落胆したことがあるのですが、髪を整えて少し化粧しただけでいくらかメンタルが回復しました。
気分をアゲてくれる好きなリップとか探しておくと良いですよ。
オペラのリップは本当におススメ。唇の皮がむけない。
『ベイビーピンク』はほんのり血色を足してくれるので、夜が遅くても顔色が良く見える気がした。私は君と生きていく。
心の中で見下す
これは態度に出しちゃいけません。超絶メンド―なことになるからね。笑
心の中で、(可哀そうな人たちだな)と思っときましょ。
ハッキリ言って、みなさん思いません?
一時の感情で相手を怒鳴りつけるとか、嫌味や陰口を言って笑い合うとか、いい年した大人が他人に対してやることじゃないでしょ?
東に悩んでいる新人あれば、
わざわざ「看護師向いてないよ」と言い傷口に塩を塗り、
西に小さなミスした新人あれば、
「あれもこれもダメ」と小さな傷を大きく広げ、
北に辞めようという新人あれば、
「何もできないくせに」と笑いながら言い放ち、
南にケンカやいざこざがあれば、
嬉々としてそれを見に行き噂話を漁りだす。
さういふものになってしまった人たちです。
可哀そうでしょ。
(宮澤賢治さん本当にすみません)
まあ、そんな人らに、敬意のカケラも持たなくてOKです。
個人的には、いずれは閉鎖的だった病院内部のパワハラも公になり、世間の注目を浴びる時が来ると思っています。
パワハラ勢はその時に地獄に落ちればよい。
心がキレイな人たちへ
(他人を『見下す』ってこと自体が良いメンタルを及ぼさなくない?)
って思った方もいるかもしれませんね。その考え方はステキです。
そりゃあ必要なければ、見下さない方が良いです。
ただ、相手に言われた嫌味をすんなり受け入れてしまう背景に、少なからず
「自分が悪いと思ってしまうから」
という理由があると思います。
特に新人さんは。
先輩はできて、新人はできない。先輩が上で新人は下。
最初のうちはその差は明らかです。
で、ついでに言われた余計な一言まで深く刺さってしまうんだよね。
だから、
「そもそも悪口言ってくるヤツはオカシイんだから、その人に言われたことに傷つかなくて良いんだよ」
と思い出してほしくて書きました。
悪口言ってくる時点で、あなたより人間性は下。
そう思えるなら、傷つく必要が無くなりますよね。
特にネガティブなことを言われた場合、
(この人が今私に言った言葉は本当に正しいのか?)
と飲み込んでしまう前に一度考える癖を付けましょう。
すべての人間に好かれるなんて無理
これはよく言われる、使い古された言葉です。
このフレーズを訊いたら、「そんなの当たり前じゃないか」と思いますよね?
しかし。
あの子は気に入られるのに、なぜ私は好かれないんだろう?
あの時ミスしたから?
私の勉強が不足していたから?
理由はわからないけれど、嫌われている気がする。
その理由を想像しても、ネガティブなことばかり思いつきます。
ネガティブな気持ちで自分を責めると、「すべての人に好かれるなんて無理」という当たり前のことも忘れがちになります。
そこで、「すべての人に好かれるなんて無理」と言うことに関して、私が心にとめている言葉を2つシェアしたいと思います。
・『非の打ちどころがなくみんなに好かれている人間』が大嫌いな人間が、必ずいる
・2割6割2割の法則
あなたの周りの2割の人間は、あなたがどんな人でも、あなたを嫌う。
しかし同時に2割の人間は、あなたを無条件で好いてくれる。
残りの6割の人間があなたを好いてくれるかどうかは、あなた次第だ。
この言葉を覚えておくと、人間関係に迷った時にブレにくいと思います。
愛と勇気だけが友達、みんなの味方で誰からも好かれるアンパンマンだって、バイキンマンに好かれるのは無理なんですよ。
みんなに好かれるアンパンマンのことが、バイキンマンは大嫌いだからです。
2割6割2割の法則については、『新人看護師が職場を【辞めた後】に取るべき行動とは?』という記事にも少し書きました。
正直だったり人当たりが良いということは、美徳だけではなく、いずれ自分の身を救います。
『自分のことを嫌う2割』の人が抱く見えない悪意は確実にあって、それを向けられた相手は、自衛ができません。
嫌われる理由も、嫉妬だったり、若さだったり、
嫌われる側からすれば正直(私にどうしろと?)なこともあります。
だから、わからないことで悩むのは無駄なんです。
たまたま『あなたを嫌う側の2割』が多い職場に当たってしまったのなら、職場を辞めて自分の置かれる環境を変える視点も大切です。
少なくとも、転職で救われた経験がある人間はここに一人います。
転職するか迷っているすべての看護師さんへ、私からのエールでした。
そんな経験から、『なすろぐ!』には転職の仕方や使える転職サイトを紹介してみたりと、転職に関する記事が多いです。
損はさせないので、目を通してみてください。
最後に
新人看護師さんが今すぐにメンタルを強くすることは、簡単ではないかもしれませんが、ストレスに対する考え方を学ぶことで、自分で守れる心の面積が増えることは確かです。
他人に言われた一言で、あなたは深く傷ついたかもしれません。
しかし、一方で自分を救ってくれるのも、人が人をなんとか助けようと思ってひねり出した言葉や考え方だと思います。
ステキな言葉だけ、心に残すようにしましょうね。
人に優しく。自分にも優しく。
以上です。
読んでくださり、ありがとうございました。