こんばんは、なすびーです。
さてこの前は、ズルカン1年生についてレビューしました。
すっかりファンになった私は、ズルカンの第2弾であるズルカン2年生も読み込んでおりました。
第2弾もやはり、「新人看護師を助けたい」というテーマを掲げる我がブログで紹介しないわけにはいかない書籍……!
ということで今回は、『ズルカン2年生 悲しいくらい人に聞けない看護技術』のレビューをしていきたいと思います。
結論から言うと、こっちもみんな読んだ方が良いよ!
役立つ内容であふれているぞ!!
ズルカン2年生とは何ぞや?
ズルカン2年生は、現役の看護師である中山有香里さんが、
『看護師2年目が、「いまさら?」と思われそうで聞けないことをフォローしたい!という思いで描(書)いた本』
です。
(個人的に)地獄の看護師1年目を乗り越え、やっと先輩方の目も新しく入ってきた看護師たちに向き始め、「よっしゃー、のびのび看護してやる!」と思ったのもつかの間。
2年目だからって何もかもできるわけじゃないし、新しい業務も増えてくるし、先輩に訊こうにも新人さんに付きっきり……。
しかも「2年目だからできるよね??」って言われた……。
あれ、この状況、ヤバくない?
おそらく2年目全員に共通することでしょう。
そんな2年目ならではの困ったあれこれを解消してくれるのが、この『ズルカン2年生 悲しいくらい人に聞けない看護技術』です。
ズルカンを読むべき理由について、は前回の『ズルカン1年生のレビュー』とかぶる部分が多いため、ここではあえて書きません。良かったら前回の記事も見てみてください。
ズルカン2年生を読むと学べること
ズルカン2年生は、8つのLESSONで構成されています。
内容タイトルはこちら。
LESSON
1.中心静脈カテーテル“CVC”
2.血液培養
3.経鼻胃管栄養
4.とっさの対応、はじめの一歩
5.腰椎穿刺
6.挿管介助
7.重症患者さんのベッドサイド観察点
8.エンゼルケア(死後のケア)
ズルカン2年生を読めば、以上の内容を学べます。
特にここを読んでおこう!
それぞれのレッスンの最後(レッスン4、7、8を除く)に、【悲しいくらい人に聞けないポイント】という項目があります。
ここを読んでおけば忙しい毎日の中で埋もれてしまって
(え、これ何でこうなる&こうするんだっけ……?)
と感じやすいポイントをおさらいできます。
レッスン2の【血液培養】では、『医師が血液培養を採る際の看護師の介助』が書かれており、「医者が血培とってくれる病院なんてあるの!?」と驚きでした。
割とメジャーなんですか? とてもビックリ。
そして、私はこんなに丁寧な手技で血培を採ってはいなかった……。(もちろん勤めていた病院のマニュアルのやり方はしているよ☆)
根拠とともに、できる限り一番丁寧なやり方を知っておくことは、手技のレベルアップやとっさの応用にも対応しやすいので大切ですよね。
もう一回読み込んでおこうと思います。
新人看護師さんも読めばいいよ!
あと、レッスン4【とっさの対応、はじめの一歩】、7【重症患者さんのベッドサイド観察点】は新人看護師さんにもとても役立つ内容だと思います。
重症患者さんを受け持つ時なんて、(何か抜けてるんじゃないかしら?)といつまで経っても何年目になっても不安が拭えないものですから。ここに書かれているチェックポイントは、若い看護師さんの助けになること間違いないです。
ぶっちゃけズルカン2年生のすべての内容が、新人さんにも役立つと思う。
今は新人看護師であるみなさんも、いずれ2年生になる時が必ず来るわけですから、新人さんも読んで自分の血肉にしておいて損はありません。
実際、もちろん部署にもよるけど、急変対応や挿管介助なんて新人さんでも間違いなく当たりますからね。しかもたいてい急に。
読んどきましょ。今のうちに勉強しておきましょ。焦りを少なくするために。
最後に
『ズルカン1年生のレビュー』にも書きましたが、私は2年目になる時、「自分の技術にたいした自信を持てずに1年目を終えてしまった」という絶望感がありました。
自分の技術に自信を持てないという事実は、私を追い詰め、そして心身を壊しかけるきっかけの一つになったと感じています。
看護師を辞めて早5か月。あれほど毎日のように使っていた知識も、ひとつひとつ忘れていき、今やただのヒトになってしまった感覚があります。それに伴い焦りも出てきました。
来年4月に復帰できたら良いなーという状況で、「知識を錆びつかせるわけにいかない……!!」という焦りがありましたが、ズルカンを読み込めばそんな私の焦りも軽くなりそうです。
もし看護師としてまた働くことができると決まった時には、もう一度ズルカンを読み倒して、また頑張りたいと思います。
ズルカンとともに、今後とも『なすろぐ!』をよろしくお願いします。
*****
おススメ医療書籍の記事は他にもあります↓↓↓