みなさんこんにちは、なすび―です。
令和元年、初日の今日を、いかがお過ごしでしたでしょうか。
お仕事をされてきたミナサマはお疲れさまでした。働いてくださってありがとうございますという気持ちです。
さて、昨日こんなことをつぶやきました。
正直、出産で足を痛めて働けなくなるとか、この年で身内の介護もすることになるなんてこれっぽっちも考えたことなかった。
自分のやりたいことはできないのに忙しい毎日の中で、自分にできてやりたいことも見失いかけていた。
できる時にやりたいことをやる。
令和はそんな風に生きたい。です。
— なすびー@看護師辞めてブログ書いてる人 (@vtvp1nZNidQj2Kq) April 30, 2019
私も30歳で、今年31歳になります。
今日はタイトルの通り、『看護師である前に人間であることを忘れるな』ということを書きたいと思います。
看護師は傷つけられて当然なのか?
私は新人看護師だった頃、認知症の患者さんに杖で頭を殴られて流血したことがあります。
幸い、髪の毛で隠れて見えない部分に小さな傷ができただけでした。
その時に上司から言われた言葉はこうでした。
「認知症の患者だから、まあ仕方ないね」
「あなたがもっと気を付けなければダメだった」
「とりあえずインシデントレポート書いてくれる?」
自分で傷を圧迫止血して絆創膏を貼り、血液がついた顔を拭き、傷をアイスノンで冷やしながらインシデントレポートを書きました。
ケガに対するフォローは何もありませんでした。
患者さんが悪いわけではない、ということは、頭では理解できるつもりです。
認知症という病がそうさせるのだから。
認知症の患者さんにしてみれば、病気だと理解できないために自分がなぜこの見知らぬ場所にいるのかわからない、しかも目の前の白い服を来た女は自分が家に帰ることを阻止しようとする。
恐怖ですよね。まるでホラー映画の一部のよう。
しかし、私が怪我をしたこともまた事実です。
他にも、患者さんにひっかかれて腕にミミズ腫れが出来たり、つねられた部分が大きな内出血になったこともあります。
新人看護師の1年間で3回ケガをしましたが、いずれも病院としての私に対する対応は同じでした。
看護師は傷つくたびに、仕方ないとガマンしなければならないの?
定年までその理不尽に、耐え続けなければいけないの?
それは、看護師を辞めることになるまで思い続けていました。
私たちは、看護師である前に人間である
こんな当たり前のことをわざわざ私が書いた理由は、
『自分を大切にできる環境にあるか?』
をあなたに問いたかったからです。
本来、上記の私が経験したケガであれば、労災が使えたはず。
しかし、上司は労災を使わないように私に指示するだけでした。
その病院はスタッフに我慢をさせるだけで、対応しないという判断をしたわけです。
新人看護師だった私は、毎日のパワハラ・モラハラで常にストレスを抱えており、それ以上ストレスを増やしたくありませんでした。
そのため、上司の言うことに逆らって労災を使う勇気はありませんでした。
職員を守るための体制が整っていない病院で勤め続けていると、万が一大きな事故が起きた時に、職場に守ってもらえません。
理不尽じゃないですか?
どこでも働ける看護師が、自分を大切にしてくれない職場に心身を削って勤める意味は何でしょうか?
令和という新しい元号を迎えた今、自分の労働環境を振り返ってみてほしいと思います。
皆さんの職場は、いざという時にあなたを守ってくれると思いますか?

最後に
家事と育児と介護、そして自分の足の治療を続ける中で、私は今の自分ができることまで忘れかけていたように思います。
自分のやりたいことは何か。
自分の夢は何だったのか。
それを叶えるために、今の自分に足りないものは何なのか。
それらを改めて、じっくり考えてみたいと思います。
他ならない私の人生だから。
皆さんも振り返ってみてください。自分自身を大切にするために。
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さて、ここからは完全なひとりごとです。
なんと4月は記事を3つしか更新しませんでした。
4月前半を使って、ひとつの記事をじっくり時間をかけて書いていたのは事実です。
しかし、その記事を完成させてから、他の記事のアイディアはまったく浮かんできませんでした。
スランプってやつですね。初めて経験しました。
そんなわけで、サイト内の整理や過去の記事をリライトしたりしてもがいていました。
本を読んだり、テレビを見たり、とにかく様々な文章や音楽、いろいろな考え方やフィクション、ノンフィクションにふれて、とにかくインプットに注力するようにしました。
結果、少しずつまた書きたいものが増えてきたと思っています。
書きたいテーマはあるので、それに向けての情報収集をもう少ししていければ、きっとまたこのブログを読んでくださる皆さんの役に立つ情報を提供できると思っています。
令和の時代も、『なすろぐ!』をよろしくお願いいたします。
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