ママナース

『ねじ子のヒミツ手技#』を、全看護師が読むべき理由をまとめてみた。

さて、ついこの前『手術室に配属されてしまった! という看護師のためのおススメな書籍』という記事を書きました。

手術室に配属されてしまった!という看護師のためのおススメ書籍看護学生時代を乗り越え入職し、いざ配属先が発表される瞬間は、やっぱりドキドキしますよね。 「手術室! 新人で、手術室!!」 「え...

今回は、そちらでも紹介したねじ子先生の書籍をあらためて語る第2弾です。

ちなみに第1弾はこちら。

新人看護師におススメしたい!ねじ子シリーズについてなすびーが語ったよ。以前、新人看護師がゼッタイに読みたい医療書籍という記事を書きました。 http://nasubylog.com/2019/02/2...

第1弾では、ねじ子シリーズ全体について語っていますので興味があれば見てください。

この記事で紹介する『#』は、マジでいい意味でヤバいので、すべての看護師に読んでほしいと思いをこめて書きます。

私は好きすぎてテンションが上がると語彙力がマイナスになるので、ダラダラしすぎないよう簡潔にまとめたいと思います。ガンバリマス。

『ねじ子のヒミツ手技#』とは?

この本のタイトルだけ見ると、はて、いったいどの医療分野について描かれた本なのかしら? と思いますよね。

まずこの本は、『手術やICUにまつわる手技について解説している』本です。

『この本のよみかた』という巻頭の文章から引用させていただくと、

内容的には、ナースさんのみならず医師向けの内容も増えてきます。だからタイトルも「ひとつ上」という意味をこめて#(シャープ)と付けました。

#の意味はそのように説明されています。

当ブログで過去に何度も紹介してきましたが一応書いておきますと、著者である『森皆ねじ子先生』は、研修医時代からイラストレーターとしてもご活躍されている、現役のドクターですよ。

絵が可愛くて読むたび癒されるんだよなぁ。

『ねじ子のヒミツ手技#』を読むと学べること

この本は、10個のコンテンツと、7個のコラムにて構成されています。

他には『この本のよみかた』と『参考文献』と『Special Thanks』。

コンテンツとコラムの各内容を見てみましょう。

コンテンツ

・清潔と不潔の概念
・ガウンテクニック
・手術器具の名前
・糸結び
・器械縫合
・包帯交換
・ICUってどんなとこ?
・輸血
・人工呼吸器
・脳死判定

コラム

・手洗いのローカルルール
・病気は治りましたが患者は死にました
・姑息な手術ってなに?
・手結びと器械結び
・医者は切りたがると言うけれど
・輸血の歴史は失敗の歴史
・命って何かね。生命って何かね

ねじ子のヒミツ手技#を読むと、以上の内容が学べます。

全看護師が『ねじ子のヒミツ手技#』を読むべき理由

看護師はいつ異動になるかわからない

看護師は、同じ病院内で異動になることがありますよね。

普通なら早くて3年目以降になると思いますが、本人の希望や病院の都合などで、誰がいつどうなるかはわかりません。

今働いている部署で使う知識の他に、コツコツ違う部署の知識を増やしておくと、異動になった時のストレスが少なくて済みます。

病棟からOP室への異動がもっとも大変だと思います。逆も然りですが。

OP室と病棟では、仕事内容がほぼ完全に異なると言っても過言ではないからです。

3年の病棟経験を経て、OP室に異動になった身内の看護師が言うには、

本当に何もかも違う。一から勉強することが多すぎて大変なんてもんじゃなかった

そうです。頑張ったね、お疲れ。

特に勉強しておくべきは、手術室のある病院に勤めるママナース&プレママナースかと個人的には思っています。

もちろん色々やりようはあるのですが、子どもが小さいうちは独身時代よりは夜勤がしにくくなります。

夜勤ができないけれど働きたい場合、夜勤のない部署に勤めることになりますが、総合病院の場合は外来かOP室が主な職場になるのではないでしょうか。

子育てしながら新しいことを一から勉強するのは想像より大変です。

育休中のうちにできるだけ手術に関する知識を備えておくと、後々楽になるかもしれません。

でも育休中って思ったよりヒマじゃないから、カラダを壊さない程度にしましょうね。

病棟で使える知識も満載

この本で学べるのは、OP室でしか使えない知識だけではありません。

病棟でも使える知識が学べる具体的な章としては、清潔と不潔の概念、ガウンテクニック、包帯交換、ICUってどんなとこ?、輸血、人工呼吸器、脳死判定、ですかね。

ざっくり言っても10個あるうち7個の章が当てはまります。

私には関係ないや、とこの本の知識を切り捨てるのはもったいないくらい役立つ内容がこの中にはあると感じています。

特に外科の看護師さん、清潔不潔の概念や包帯交換の手技を勉強し直したいなら必見です。

当然ですが、外科系に勤める看護師さんはOP前後の患者さんを看ることになりますよね。

どんな手術がなされるのか・どんな薬が使われるのかなどのOP自体に関する知識もあった方がもちろん良いです。

術前の患者さんの質問に対応できたり、術後の観察点がわかったり症状をアセスメントできたり、あらゆる場面に対応できますからね。

これを読んでスキルアップを図りましょう。

自分の看護師観を見直せる

ねじ子シリーズのコラムは、とても興味深くて面白いです。

医療従事者もそうでない方も、ねじ子シリーズのあらゆるコラムを読んでみてほしい。

特にこの本のコラムの中で、『命って何かね。生命って何かね』にはあらためて考えさせられました。

仕事をする上で、自分なりの意見を持つことは大切だと思っています。
ざっくり言うと、それに従って行動できれば自分自身の後悔が少ないからです。

単純に知識になることも多いので、章だけでなくコラムも読んでみると、自分はこれについてこう考えようという道筋を探すきっかけになるかもしれません。

参考文献についての余談

わかりやすい本の参考文献って、わかりやすい&秀逸な医療書籍が多い気がします。
以前誰かも言っていた。看護学校の先生だった気がする。

参考文献の中に、例えば心電図や呼吸管理、輸血などについてピンポイントに書かれている文献があれば、それについてもっと深く学びたいと思った時に参考にすることができます。

あまり気にして読んでいる方も少ないのでは?
穴場だと思います。参考にしてみましょう。

最後に

当ブログでは、「私が好きだから」という理由だけで、これまで散々「ねじ子シリーズ」についてご紹介してきました。

元ナースと言えど、今は勤めてすらいない私のような者が、先生の書籍について好き勝手に紹介していいものか……? というのは記事を書くたびに思っています。

しかし、若手看護師時代から「ねじ子シリーズ」に助けてもらっていた身として、こういった記事を書くことでまさに今現場で悩んでいる新人看護師・若手看護師にこんなわかりやすい本があることを知ってもらい、少しでも悩みを解決できたなら、看護師、また最終的には患者さんのためになる。

そういう思いで記事を書きました。

ズルカンシリーズのレビューについても同様です。

【レビュー】ズルカン1年生を読んでみた!悪いことは言わない、みんな読もう!!こんばんは、なすびーです。 最近は、ツイッターを毎日毎日やっております。フォロワーのミナサマ、いつもお世話になっております。 ...

臨床から離れて半年かー。
今やただのヒトになってしまった気がしますが、ねじ子シリーズを読むと、あらためて看護師だった頃のことを思い出させてくれますね。

看護師は、一生勉強し続けなければいけない大変な仕事だと思います。

しかし、この記事を読んでくださった皆さんのナースライフを、『ねじ子シリーズ』の助けを借りて少しでも楽しいものにできたなら、ただ本を紹介しているだけの私も本望です。

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