新人看護師さん、ストレスため込んでいませんか?
そんなストレスまみれの新人看護師時代を過ごしてきたからこそ思います。
新人看護師にストレス対策は必須である、と。
実際、ストレスと上手に付き合えれば、生きやすくなりますよね。
そこで今回は私の経験から培った『新人看護師がストレスと上手に付き合う方法』をまとめました。
今日の記事に書いたことを意識しながら仕事をすることで、新人看護師時代がベリーハードモードからノーマルモードくらいになってくれればいいなと思います。
Contents
新人看護師がストレスを抱える原因は?
まず前提。
新人看護師さんがストレスを抱える主な原因としては、以下のことが挙げられます。
・他の看護師との人間関係
・患者さんと上手く関われない
・看護技術が上達しない
・無力感
・自分はここにいるべきじゃないのではという葛藤
新人看護師が『できない』のは仕方ない
最初に書いておきますが、これらを感じるのは当たり前のことです。
中には「全然思ったことない」という新人さんも中にはいるかもしれませんが、それは色々ラッキーな気がします。
大多数の新人看護師さんは、自分の『できなさ』に悩み、傷つき、
(看護師を辞めようかな…)
など、ネガティブなことを少なからず考えるのではないでしょうか。
新人看護師がこれらを感じる理由は
『経験がないから』
これに尽きます。
だから、仕方ないんですよ。
患者さんとの関わりも看護技術も、その場で経験し、そこで失敗したことの改善、しかもそれを繰り返さなければ、上達できません。
新人さんは、できない状態が当たり前なんです。
では、何が問題?
問題は、新人さんを取り巻く人間関係です。
新人さんが『できない』ことを職場の他スタッフが理解してフォローできるか、『できない』からと邪険に扱うかで、職場で病んでしまったり辞めることを選択する新人看護師さんの数が左右されます。
新人看護師さんが「辞めたい」と思う原因は、新人さんだけにあるわけじゃない。
元ナースとしては、そう断言できます。
新人看護師のためのストレス解消法
ストレスを解消できる方法は、実は科学的に解明されています。
科学的にストレスを解消できる方法は以下です。
・読書 ・運動 ・音楽鑑賞
・散歩 ・家族や友人と過ごす
・笑う ・泣く ・マッサージ ・瞑想
これらは様々なところに載っている話なので、知っている方もいることでしょう。
科学的にはこれらを上手く生活に取り入れると、ストレスを解消しつつ生活できます。
中でも看護師におススメなストレス解消法
この中で、忙しい看護師でも取り入れやすいものと言えば、
・読書
・散歩
・音楽鑑賞
・家族や友人と過ごす
かと思います。
上の3つは、いずれも通勤時に手軽にできます。
通勤が徒歩や自転車なら、少し早めに出て景色を見ながら眺めの通勤をする。
電車や地下鉄を使う方なら、好きな音楽を聴きながら読書を楽しむ。
そのような取り入れ方がすぐにでも可能です。
また、家族や友人と過ごしながらたくさん話をすることは、とても大切です。
友人と愚痴を言い合ったり、仕事について家族に相談する中で、他の効果的なストレス解消法である『笑う』や『泣く』といった行動にもつながることがあります。
人間関係で傷ついた心を救ってくれるのも、人間関係です。
ちなみに、運動は「看護師やってたら嫌でもすることにならない?」と思ったので割愛しました。
それからさらに運動しろって、酷にも程がない?
できることをできる範囲で取り入れよう!
新人看護師がストレスを発散できない場合
ストレスが大きすぎると、対応しきれない
仕事頑張るぞ!!
って、本当に思えますか?
上記の方法は、確かにストレスを解消する効果的な方法であることに間違いありません。
だがしかし。ひとつ、『音楽鑑賞』の例を挙げましょうか。
私は新人だった頃、大好きだった歌があります。
そのバンドや曲を嫌いになってほしくないのでタイトルは書きませんが、有名すぎるバンドの一曲で、それを仕事に行く前に毎日聞いて、心を奮い立たせて職場に行っていました。
しかし、結局は心身を壊しかけて転職しました。
しかも転職後、その曲が聴けなくなりました。
7年経った今でも聴けるようになりません。
ストレスレベルが高すぎると、これらの方法だけでは太刀打ちできなくなります。
上記の方法は、『職場の人間関係を具体的に解決してくれる方法』ではないですからね。
自分の生活を改善しても、職場にストレスはあり続ける。
では、その人間関係のストレス、どうします?
大きすぎるストレスへの対処方法
私が提案できるのは2つです。
・人間関係に自分が左右されない術を身に着ける
・環境をまるごと変える
人間関係に自分が左右されない術を身に着ける
陰口とか、気にするなって言っても気になりますよね。
ストレス源である誰かを変えることが出来れば簡単なのですが、残念ながら他人は変わりません。
結局は自分の行動や考え方を変える方が手っ取り早くて楽なのです。
『アドラー心理学』ってご存知ですか?
アドラー心理学は、『すべての悩みは人間関係の悩みである』ということを前提とした心理学で、他人との付き合い方を考える時に知っておいて損はありません。
それが対話形式でわかりやすく学べる本が『嫌われる勇気』です。
この本はベストセラーにもなったので、ご存知の方も多いでしょう。
人間関係に悩んでいてアドラー心理学を知らないなら、この本を読むことで得られるモノは多いと思います。
人間関係って一生付きまとうモノですからね。
人間関係に関する悩みを解決できる自分に適した方法を若いうちに知れば知るほど、ストレスフリーな人生を手に入れることが出来ると思いませんか?
その一歩として、この本は非常におススメできます。
今すぐ学んで人生をよりイージーモードにしましょう。
環境をまるごと変える
私がこのブログを通して最も伝えたいことのひとつが
『心身を壊すくらいなら転職して、自分にとってより良い環境を探そう』
ということです。
上記のように、他人は簡単には変わりません。
今ストレスを与えてくる人は、これからもあなたのストレス源になり続けます。
幸いにも看護師の転職は、他の職種に比べてイージーモードです。
私も転職して人生が変わった一人なので、転職したい方のお役に立てる記事は当ブログに数多くあります↓↓
ちなみに、上記のストレス解消法を何も試す気が起きない、その気力がない方は、今すぐに対処しなければマズイかもしれません。
この記事↓↓の中に、『うつ病の症状チェックシート』に飛べるリンクがあります。
自分がうつ病にどれだけ近いかを簡単にチェックすることができるので、気になる方はやってみてください。
そして、もうすでに症状が出ている場合、何を差し置いても心療内科にかかりましょう。
仕事を休んだって死にません。
でも、今休まずに進んでしまうと、その道が闇の深い場所につながっている可能性があります。
あなたに、今以上に暗い場所に足を踏み入れてほしくないのです。
ストレスを抱えやすい新人看護師に伝えたいこと
友人の職場の話です。しかも5年前の話。
友人の職場では、プリセプターの指導が「これは虐待か?」レベルでひどく、師長がプリセプターを監視するような異様な状況だったそうです。
ある時、師長がプリセプターに「新人が全員辞めちゃうよ」と注意したら、
「あんなにできない子たちは、辞めても良いと思ってます」
と言ったと聞きました……。
新人さんの耳に入らなかった(らしい)ことだけが幸いですかね。
そのレベルの職場に当たったら、マジで辞めようね。
今は『退職代行サービス』と言うモノもあります。
退職代行サービスはおカネを払えば面倒な退職を代行してくれますが、看護師さんが使う際に考えてほしいこともあるので、こちらの記事も合わせてご覧いただければと思います↓↓
退職代行サービスを利用することに対し、世間では色々言われているようですし、基本的には職場の規則に従って退職するのが一番だとなすび―も思います。
が、心身を壊すくらいなら、退職してストレス源から離れることを優先してもバチは当たらない。
そんなことを書いています。
「もう行きたくない」
「もう耐えられない」
そんな風に思った時のために使える手段もある。
それだけは覚えておいてほしいと思います。
最後に
新人看護師さんの抱えるストレスは大きく、自分の心身を回復できないまま仕事に行かなければならない日もあるでしょう。
そんなストレスを少しでも軽減できたら良いなという思いから今日の記事を書きました。
最近の『なすろぐ!』は、マジメな文章ばかりで面白くないな。笑
でも、マジメな気持ちが伝われば嬉しいです。