私が『働き方』について最も悩んだのは、ママナースになった頃でした。
子どもを抱えて働くということは想像以上に大変で、子どものために、家族のために、自分の働き方をどうするべきかを、悩みに悩んだものです。
ママになることをきっかけに、私と同じように悩み、転職を視野に入れる看護師さんも多いのではないでしょうか。
看護師の転職サイトは数多くの種類がありますが、それぞれに特徴があります。
この記事では、
『ママナースが転職したい場合、どの転職サイトに登録するべきなのか?』
をまとめました。
Contents
悩みの多いママナースが次の職場を選ぶ時の条件
保育園に預けて働くことができても、子どもが熱を出せば早退する必要があります。
仕事をするにしても、子どものことを第一に考えたいですよね。
そのために、ママナースが転職する際に知るべき条件は以下です。
・ママナースが多い職場かどうか
・産休・育休制度の取得実績があるか
・病院付属の託児所の有無
・夜勤をしない選択肢はあるのか
・夜勤をしない場合の給与
・時短勤務制度の実績があるか
なぜこれらを知るべきなのか、ひとつずつ見ていきましょう。
ママナースが多い職場かどうか
『ママナースが活躍している職場です』という文を掲げる求人を見かけますが、その職場は狙い目です。
やはりママナースが多い職場とそうでない職場とは、ママナース向けの配慮が違います。
ママナースが多い職場は、当たり前のように働きやすい条件が整っていることが多いです。
産休・育休制度の取得実績があるか
ママナースが転職するタイミングで多いのは、1人目が産まれた後です。
子どもは1人で十分だという方も、もちろんいらっしゃるでしょうが、2人目、3人目と妊娠を希望される方は、必ず産休・育休のその取得実績を調べておきましょう。
そもそも産休・育休は、『労働基準法』や『育児・介護休業法』で定められた労働者の権利なので、会社側に断る権利はありません。
しかし、妊娠や出産を機に、暗に退職を迫ったりするなど古臭いことをする職場もいまだにあると聞きます。
そういったトラブルを避けるためにも調べておいた方が無難です。
病院付属の託児所の有無
職場に保育施設がありそこに入れるのであれば、保育園を探す必要がないので楽です。
夜間も見ていてもらえる場合、夜勤を望むママナースにもありがたいですよね。
ただ、託児所に入るために条件があったり、
定員オーバーで入れなかったり、
夜勤を望んでいたのに夜間の預かりはやっていなかったり……。
どれも職場に勤め始めてからわかると取り返しがつかない問題になってしまいます。
夜勤をしない選択肢はあるのか
日勤のみで求人を出しているのなら別ですが、最低限〇回は夜勤をやってもらわなければならない、という条件がある職場もあります。
そして、各家庭によりますが、子どもがいると夜勤は調整しにくくなります。
私は正直、子どもが産まれる前は、夜勤をバリバリやっても大丈夫だろうと思っていました。「小さいうちからそういう環境でいた方が、むしろ慣れるのでは?」と。
しかし、いざ自分が夜勤をすると、夜勤の間「子どもが泣いているんじゃないか、寂しい思いをさせているんじゃないか?」と心配になり、揺らぎました。
そんな時に夜勤をやらない選択肢をとれるよう、調べておくに越したことはない条件です。
夜勤をしない場合の給与
上記の通り、子どもがいると夜勤がしにくいのは否めません。
夜勤をするつもりだったけれど、状況が変わってやっぱりできない・したくないとなった時に、どのくらいお給料が減少するのか知っておいた方が良いでしょう。
時短勤務制度の実績があるか
フルタイムで働き続けられると、復帰して何か月かは私も思っていました。
が、仕事家事育児をすべてこなすのは想像以上に大変で、結果カラダを壊しかけたので時短勤務へ変更しています。
時短勤務制度そのものは、『育児・介護休業法』という法律に定められている労働者の権利で、労働者が請求すれば会社は短時間勤務かそれに代わる措置をとらなければなりません。
しかし、時短勤務の実績がない職場の場合、周囲の時短勤務への理解がないためにかなり苦労はすると思います。
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さて、上記に挙げたのは比較的、譲りたくない条件ですよね。
しかし、さすがに大手の転職サイトでも、これらをすべて満たす職場を探すのは至難の業です。
そのため、優先順位を付けましょう。
本当に譲れない方法は2~3つほどにしておき、あとは克服する方法を考えるのです。
例えば、病院付属の託児所が無くても、他に保育施設を探す手はあります。
子どもが幼いうちだけ夜勤をしない選択肢もありますし、夜勤をしなければならない場合でも、夜勤中に子どもを見ていてもらえる環境が整っているなら問題ありません。
悩みの多いママナースが転職サイトに登録するべき理由
自分自身で転職先を探すこともできますが、転職サイトに登録すると以下のメリットがあります。
・個人では集めきれない情報量が得られる
・無駄な時間がかからない
・自分ではやりにくい条件交渉をお任せできる
・ブラック求人に引っかかりにくい
仕事家事育児を同時にこなし、自分の時間さえとりにくいママナースにとって、ありがたいメリットばかりだと思います。
時間をかけなくて済むところに、時間をかける意味はありません。
加えて、幼い子どもを抱えた転職活動って思ったよりも大変です……。
何かあった時に子どもの対応はどうするのか?
夜勤はできるのか?
雇用する側にとっても、どうしてもその辺が問題になります。
「長く働き続けられる人材なのか?」ということも、企業側が気にする点のひとつです。
そのような理由から、ママナースの転職ハードルは、子どものいない看護師よりも高いのは間違いありません。
さらに、転職先の職場が合わず再転職をする場合、それ以上の高さのハードルをまた越えなければならないことになります。
ママナースの悩みを解決してくれる転職サイト3選
以上を踏まえて、ママナースの悩みを解決してくれるおススメ転職サイトは以下です。
看護のお仕事
看護のお仕事のポイント!
・年間登録者数11万人
・無理な転職は勧められないが、条件の交渉はしっかりしてくれる
・各地に専任スタッフがいるため、病院の内部事情を把握している
「働く前に、どんな職場かよくわかる」というキャッチフレーズの大手サイトですね。
『看護のお仕事』では、地域ごとに専任のコンサルタントがいる&実際に職場に足を運ぶことで、電話だけでは得られない内部事情を知ることで、より転職希望者に合った求人の紹介を実現できています。
上記のように、子どもを抱えたまま転職するにそれなりのハードルがあります。
転職してからの「こんなはずじゃなかった……」を無くすために、転職先の内部事情は詳しく知りたいところです。
ちなみに『看護のお仕事』は、2013年の調査で、『サービス満足度No.1』、『コンサルタントの対応満足度No.1』『友達に勧めたいランキングNo.1』という3冠を達成しています。(株式会社ネオマーケティング調べ)
以前は転職支援金サービスがありましたが、2017年12月31日をもって終了しています。
マイナビ看護師
利用時間:平日9:30~20:30 土曜:9:30~17:30
マイナビ看護師のポイント!
・その医療機関の人間関係など全体像を把握しやすい
・3年連続認知度No.1
・サービス満足度、驚異の96.3%
皆さんご存知、マイナビ系列です。
こちらも内部事情をよく知ってから転職したいママナースの強い味方になってくれる転職サイトです。
マイナビは看護師の求人の他にも、医師、薬剤師、介護スタッフの転職も専門的に取り扱っています。そのため、病院内部の情報量が圧倒的です。
看護師と同じ職場に勤める職種の職場情報も網羅していることで、その病院内のスタッフ全員を含めた病院の雰囲気を知ることができる、というのは他の転職サイトにはない大きな特徴です。
マイナビ看護師の口コミを見ると、
「素早く丁寧な対応でありがたかった」
「とにかく対応が早くて助かった」
との声が多数あります。
サービス満足度も非常に高く、迅速に転職したい方の強い味方になってくれるでしょう。
厚生労働大臣認可のサービスで「職業紹介優良事業者」にも認定されており、安心できるポイントだと思います。
ナースではたらこ
ナースではたらこのポイント!
・利用者満足度1位の獲得経験アリ(2015年4月/20~40代 楽天リサーチ調べ)
・東証一部上場企業が運営しておりセキュリティー万全
・逆指名制度がある
『ナースではたらこ』ならではの特徴として、逆指名制度があります。
子どもを保育園に預けて働く場合、自宅、職場、保育園が近ければ近いほど、毎日送り迎えと通勤に時間を割かれなくて済みます。
自宅の近くに勤めたい職場があるけれど求人を見つけられなかった場合、『ナースではたらこ』に相談すれば、求人があるかを確認&求人があれば紹介や勤務条件まで交渉が可能です。
加えて、『ナースではたらこ』は、東証一部上場企業であるディップが運営しており、満足度No.1の獲得経験もある信頼できるサイトです。
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転職サイトに登録する時に、複数のサイトに登録しておいた方が、より自分の生活に合った職場を探しやすいことは間違いありません。
しかし、あまり多くのサイトに登録しすぎるのは、忙しい毎日の中でさらに多くの情報を処理しなければならず、転職そのものが煩わしくなってしまうかもしれません。
転職サイトへの登録は、多くても3つまでにしておいた方が無難でしょう。
ちなみに、他のおススメサイトが知りたい場合はこちらの記事が参考になると思います↓↓
加えて、上記の通り『ママナース』という立場での転職は少しハードルが高いため、転職を失敗したくはないですよね。
転職に失敗しないポイントをまとめた記事も書きました↓↓
最後に
ママナースが転職をする。
それは、自分だけでなく家族の生活も背負った、大きな決断になると思います。
もしかしたら、ママ自身は転職したくなかったかもしれません。
子どものため、家族のために、転職せざるを得なかった看護師さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
ママナースと言う立場は、職場や保育園など気を遣う場面が多方面にあり、ストレスが絶えませんよね。
そんなすべてのママナースさんにとって、当記事、当ブログが少しでもお役に立てれば幸いです。
悩み多きママナースにおススメの転職サイトまとめ!
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